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新「中華秩序」下の日米同盟と台湾有事:台湾の日本にとっての戦略的重要性
- 2021-03-16
- 土屋貴裕(京都先端科学大学准教授)
毛沢東、鄧小平以来の集権体制を敷く習近平政権は、2049年の建国100周年の前後までに「中華民族の偉大な復興」という「中国の夢」を実現する目標を鮮明にしています。その目標に向かって、中国は、これまで以上に社会主義イデオロギーを強調し、軍事力の近代化に注力し、そして「一帯一路」に代表される意欲的な対外政策を展開しています。経済の成長のスピードは衰えを見せているとはいえ、その動向は引き続き、国際秩序の行方に大きな影響を及ぼしていくことになるでしょう。当研究所では、そうした中国の国内情勢、対外政策、およびその国際秩序への影響について、多角的な観点から研究を進めています。